投稿者 sanetomi 日時 2001 年 9 月 19 日 06:53:23:
2回目の債権放棄、事実上禁止…指針の最終案
全国銀行協会、経団連などで構成する「私的整理(債権放棄)に関する
ガイドライン(指針)研究会」の指針最終案の全文が18日明らかになった。
対象企業の基準を厳格化することで2度目の債権放棄を事実上禁じている
ほか、債権放棄をする銀行の負担割合について地方銀行など中小金融機関の
立場を配慮し、主力銀行の負担割合を重くする運用を想定している。
この結果、経営不振の大企業が大手行主導で債権放棄を受ける道筋が狭まり、
今後の企業再建は、民事再生法など法的処理が中心になる見通しだ。
同研究会は19日にも指針を合意して発表する。
指針最終案は、債権放棄の対象となる企業を「事業価値があり、債権者の
支援で再建可能」なところに限定したほか、3年以内に債務超過を解消して
黒字転換することも義務付けるなど、厳しい条件を付した。その結果、
「1回の債権放棄さえ難しい。まして、2度目の債権放棄は事実上できない」
(大手都銀担当者)内容となった。ゼネコンなどで1度債権放棄を受けた企業が、
再建が順調に進まず、2度目の債権放棄を受けることができるかどうかが、
現在、焦点となっているが、指針では、「本来破たんすべき企業が債権放棄を
受けることで生き返り、健全な同業他社の収益を圧迫するケースが多いのは
問題」(経団連幹部)との考え方を大幅に取り入れた形で決着することになった。
#もうええやろ、マル政銘柄のゼネコンつぶせや。