投稿者 sanetomi 日時 2001 年 9 月 18 日 21:45:52:
介入効果 限定的の見方 外為市場 当面ドル安基調続く
十七日の東京外国為替市場で政府・日銀は円売り・
ドル買い介入に踏み切ったが、市場関係者の間では介
入の効果は限定的との観測が多い。単独介入で、しか
も規模も小さかったとの見方が背景にある。同日には
米連邦準備理事会(FRB)と欧州中央銀行が相次いで
利下げを実施したものの、市場では当面はドル安基調
が続くとの見方が多い。
米同時テロを受けて外為市場では依然としてドル資
金の売買を手控える空気が残っている。取引の少ない
市場で一円強しか円が下落しなかったことから「今回
の介入は小規模で、本格的に円相場の水準を是正する
ことを意図した介入ではない」との指摘が多い。
十七日のニューヨーク市場では米株が取引開始直後
から大幅に下落した。ドルの対円相場は、東京市場で
政府・日銀が介入したため、米国時間の朝方は比較的
堅調に推移。ただ「ドルを売り遅れている実需筋の市場
参加者がまだいることからドルの下げ圧力は強い」
(みずほ証券の熊谷亮丸シニアエコノミスト)との指摘
もある。米国の一段の景気減速がドル売りにつながると
の見方も根強い。
市場では日米欧の協調介入観測も浮上している。「ド
ル安阻止の協調介入になれば市場に与える影響は大き
い」(東京三菱銀行為替資金部)との見方もある。
#これもネットには流れていない。