投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 18 日 12:26:05:
本日の株式市場は、東証1部の値上がり銘柄数が1100を超える全面高の展開となっている。1週間ぶりに取引が再開された昨晩の米国株式市場は、ダウ、ナスダックともに急落したものの、今回の下げは大方の予想通りとの見方が強まり、平均株価は300円を超える上昇となった。FRBとECBが緊急利下げを実施、欧州株が反発したことも追い風となったようだ。欧米で利下げが実施されたため、本日から明日にかけての日銀の金融政策決定会合で、一段の金融緩和が実施されるとの期待が膨らんでいる。目先は米株の不安定な値動きが予想されるものの、国内株式市場については、下値不安が薄れつつあるとの見方が大勢を占めているようだ。午前の平均株価の終値は、前日比306.08円高の9810.49円(出来高概算4億2000万株)。
英ボーダフォンによるTOB(公開買い付け)が観測されている日テレコム<9434>がストップ高となったほか、ドコモ<9437>やNTT<9432>など他の通信株も大幅高となっている。また、ソニー<6758>やNEC<6701>などの主力ハイテク株にも買いが先行している。西武建設との資本関係を含めた全面提携で基本合意と一部で報じられたハザマ<1837>も高い。一方、ナムコ<9752>や任天堂<7974>などゲーム株の一角の下げが続いている。米消費の低迷が予想されることに加え、為替の円高基調が嫌気されているようだ。昨日、23円でストップ安比例配分となったマイカル<8269>は、2円で寄り付いている。
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