投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 17 日 23:38:50:
【ニューヨーク17日=共同】
米中枢同時テロで取引停止になっていたニューヨーク証券取引所など全米の株式市場は十七日午前、一週間ぶりに取引を再開、世界の金融の中心、ウォール街にはとりあえずの活気が戻った。だが、取引開始直後から下げ足を速める一方の株価に、トレーダーはあきらめの表情を浮かべた。
午前九時半、立会場内で関係者全員が、テロの犠牲となった多数の金融関係者らを含む犠牲者に哀悼の意を表し、二分間の黙とう。愛国歌「ゴッド・ブレス・アメリカ」を歌った後、警察、消防関係者が開始のベルを押し、慌ただしく取引に入った。
これに先立つ取引開始前に立会場内では、証券マンらが取引再開と互いの無事を確認して肩をたたき合う場面も。しかし取引所の外では、警官が厳重な警備を実施、物々しい雰囲気が依然として漂っていた。
また、取引所の東にある米国大和総研では電力の供給が限られ、トレーダーの部屋に優先的に電気を供給、その他の部屋はまだ停電状態という。
取引所は、崩落した世界貿易センタービルの数ブロック南東側。事件直後、電力、通信回線に大きな被害が出ていたが「威信をかけて取引を早期に再開させる」(米金融関係者)と週末も復旧作業に追われていた。
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