投稿者 sanetomi 日時 2001 年 9 月 17 日 15:28:18:
政府・日銀、円売り介入実施
政府・日銀は17日の東京外為市場で、円売り・ドル買いの市場介入に踏み切った。日経平均株価が大幅に反落、再び1万円を割り込む中で、「今晩取引を再開する米国で株価が下落し、ドル安が進む」との思惑から、円が一時1ドル＝116円台まで急伸した動きに歯止めを掛ける狙い。塩川正十郎財務相は「急激な円高は景気回復に悪影響を及ぼす懸念があり、望ましくない。市場において適切な行動をとった」との談話を発表、今後も各国と連携し、金融・資本市場の動揺防止に全力を挙げる。
円売り・ドル買いの市場介入は2000年4月3日以来。介入は午後零時半過ぎから断続的に実施、「介入総額は数億ドル規模に上る」との観測が出ている。円相場は介入後、118円前後に急反落している。
この日の東京市場では株価が急落し、「質への逃避」の発想から債券市場で国債が買われ、長期金利が急低下。商品市場では米同時テロに対する報復の思惑から原油価格が急上昇し、金融・資本市場の動揺が再燃する兆しが出ていた。
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