投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 15 日 21:40:51:
民事再生法の適用を申請し1兆7428億円の負債を抱えたマイカルの各店舗は、15日も通常通りの営業を行った。レジでは提携カード以外のクレジットカードが使用できず、食料品で一部入荷が止まり品薄となった商品も出たが、売り場は大きな混乱は出ていない。ただ、再生計画によって今後は、そごうのケースと同様に(1)マイカルの経営下で営業継続(2)第三者に売却(3)閉鎖――3つの道に分かれ、地域から姿を消す店が少なくない。
各店の出入口には「民事再生手続きの開始を申し立てましたが、店舗の営業は平常通りでございます。弊社は本日以降、新たな『マイカル』として生まれ変わります。これまで以上のご愛顧を深くお願いします」と書かれたA3サイズの紙が貼り出された。
横浜市神奈川区の「東神奈川サティ」は、食品売り場の肉や魚などの生鮮食料品、惣菜、パン類の品ぞろえに空白が目立ち、仕入れに影響が出ていることがうかがえた。ただ、テナントとして入居している食品店はいつもの盛況を保っていた。
映画館が入った複合型商業施設の「板橋サティ」(東京都板橋区)では、大ヒット中のアニメ映画が目当ての家族客が午前10時の開店前に行列をつくり、正午すぎには売り場も混雑するなど「いつもの週末のにぎわい」だった。子供連れの杉並区の男性(31)は「この店はいつもお客が多いので、破たんのニュースに『なんで?』と思った。閉店していないか心配したが、店内は変わった感じはしない」と話していた。
ただ、4階の日用雑貨売り場で予定していた特売コーナーが中止となった。破たんを知らなかったという70歳の主婦は「どうりでチラシに載っていた特売品のチーズがなかった」と苦笑していた。【荒木功】
[毎日新聞9月15日] ( 2001-09-15-20:13 )
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