投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 05 日 11:27:26:
日本興業銀行は、景気悪化の中で深刻化するデフレ対策として、「インフレ目標の導入も有効」などとする調査報告をまとめた。
それによると、最近の株価下落はデフレの影響が大きいと分析し、日本銀行による追加の金融緩和の重要性を指摘した。
具体的な金融緩和策として、現在、日銀が市場調節の目標としている日銀当座預金残高の目標を引き上げ、一層の金融緩和を表明することを求めた。
また、それでも、デフレに歯止めがかからない場合には、長期国債の買い切りオペレーション(公開市場操作)を増額するほか、日銀法をさらに改正して、日銀が外貨建て資産、投資信託や株式のほか、不動産の購入を行うなど、「あらゆる政策選択の可能性」を求める姿勢が必要だと強調した。
さらに、消費者物価上昇率などを目標として設定し、金融政策を運営するインフレ目標政策についても、「副作用を上回るメリットがある」として、導入を検討するように提言した。
(8月5日00:40)