投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 15 日 12:04:32:
日石三菱はアジア、米国向けを中心とした石油製品の輸出を停止した。米同時テロの今後の展開次第では国内供給に不安が広がる恐れがあると判断。国内の安定供給を優先するため製品在庫を積み増す。他の元売り会社も同様の対策に乗り出す可能性が出てきた。
日石三菱は軽油やジェット燃料、ガソリンなど石油製品を月間十数万キロリットル輸出している。8月の輸出量は13万キロリットルで、同社の国内生産量の2-3％に相当する。景気低迷を受けて軽油などの国内販売が低迷していることもあり、9月も需要が見込めるアジア地域などへ輸出を継続する予定だった。
だが、米同時テロ直後に原油価格が急騰。その後に反落したものの、今後予想される米国の報復攻撃の影響次第では、日本の原油依存度が高い中東の情勢が不安定になることも考えられる。輸出停止の期間は「米同時テロの今後の影響を見極めて決める」としている。石油元売り業界では出光興産も輸出を停止するかどうか検討を始めた。同社はアジアやオーストラリア向けなどに軽油やジェット燃料などを月間5万―6万キロリットル輸出している。
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