投稿者 sanetomi 日時 2001 年 9 月 15 日 10:58:25:
みずほ、不良債権の最終処理加速へ
みずほフィナンシャルグループはマイカルの民事再生法申請で2001年９月期決算が赤字に転落するのを受け、一段のリストラを検討することになりそうだ。来年４月の本格統合に向けた人員や店舗の統廃合は、もともと手ぬるいとの批判がある。マイカルの法的整理をきっかけに今後、不良債権の最終処理は加速する見通し。追加的な損失発生に備えた抜本的な収益向上策を打ち出す必要がある。
みずほグループの第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀の３行は来年４月に大企業取引の「みずほコーポレート銀行」と個人・中小企業取引の「みずほ銀行」に再編するのに向けて重複店舗の統合などを進めている。
８月に見直した経営健全化計画はリストラの前倒しという色彩が強い。国内店舗について1999年３月末比で153拠点減らす計画の期限を、従来より１年早い2003年３月期とし、海外拠点も四拠点を追加削減する。人員についても2006年３月期までに7400人減と、400人程度追加削減する。だが、これらのリストラ策について、グループの首脳も「効果が出るのは数年先」と言う。
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