投稿者 sanetomi 日時 2001 年 9 月 14 日 04:05:31:
日銀が来週、追加金融緩和を検討へ
日本銀行は13日、来週18、19日の政策委員会・金融政策決定会合で一段の追加的な金融緩和を提案する方向で検討に入った。アメリカの同時多発テロによる東京市場の株価急落を受けて、デフレの深刻化や金融システム不安の再燃を防ぐ狙いがある。具体的には、長期国債の買い切りオペレーション(公開市場操作)の金額を現在の月6000億円から2000億円程度増額して月8000億円に拡大する策が軸となる。金融機関が資金を預ける日銀当座預金の残高目標を現行の6兆円程度から1、2兆円引き上げることも検討するほか、現在年0・25%の公定歩合と、金融機関の要求に応じて公定歩合で貸し出す「ロンバート型貸出制度」の金利のそれぞれ0・1%程度の引き下げを同時に実施することも協議する。
アメリカ同時多発テロの衝撃で世界経済に不安が広がる中で、米連邦準備制度理事会(FRB)などとの協調緩和も視野に入れている。米株式市場が14日にも再開された後の市場動向も見極めながら決定する。
ただ、今後一段と経済情勢が悪化すれば、さらに思い切った金融緩和措置の導入も検討する。
(9月14日03:01)
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