投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 13 日 21:36:30:
【フランクフルト13日=貞広貴志】
欧州中央銀行(ECB)は13日の政策理事会で、ユーロ圏12か国の短期金利を誘導する主要政策金利(現行年4・25%)など政策金利をすべて据え置いた。米国での同時多発テロを受け緊急利下げを求める声もあったが、市場の混乱に拍車をかけるのを避ける狙いから据え置きを決めた模様だ。
欧州中銀のドイセンベルク総裁は12日、欧州議会での証言でテロ事件が経済にもたらす長期的な悪影響を認めつつ、「現時点での利下げは、パニックの兆候と解釈されるおそれがある」と緊急利下げがもたらす心理効果への懸念を表明していた。
ただ、総裁は「欧州中銀は、市場の正常な機能をいつでも支える用意がある」と強調、欧州景気の先行きにも不透明感が強まっていることから、市場では欧州中銀が近いうちに8月30日に続く利下げに踏み切るとの見方が広がっている。
(9月13日21:11)
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