投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 12 日 19:55:32:
12日の東京株式市場は米国における多発テロの影響を受け、取引開始直後から全面安の展開となった。日経平均株価終値は前日比682円85銭安の9610円10銭。世界的な景気の先行き不透明感が一段と強まったことで、流動性資金の確保を目的とした換金売りも続き、幅広い銘柄が下落した。
株価終値が1万円台を割ったのは1984年8月以来、17年ぶり。東証1部の売買代金はおおよそ4492億円だった。またTOPIX(東証株価指数)も大幅に反落して990.80(-67.32)に終わった。こちらも1000を割り込んだのは1998年10月以来、およそ3年ぶり。
●混乱収束のメド立たず、今後に大きな不安も
東証はこの日の取引開始を通常より30分遅らせるとともに、株価の変動幅(値幅)の制限も上場全銘柄で従来の半分とするなど、株価の極端な下げに歯止めを掛けようとした。
しかし、世界経済の中心である米国経済がマヒしたことに、今回の混乱収束がいつになるか分からないといった悲観的観測が加わって大きな影響を及ぼし、12日以降にも不安を残す結果となった。ニューヨーク証券取引所(NYSE)は、12日(現地時間)の取引も停止することをすでに決めており、再開のメドは立っていない。
[市川徹 2001/09/12 15:05]
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