投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 12 日 17:03:52:
日本銀行の速水優総裁は12日朝、米国での同時テロを受け「資金決済の円滑と金融市場の安定を確保するため、潤沢な流動性供給を含め万全を期していく方針」との談話を発表した。日銀は同日午前、緊急に市場へ合計２兆円規模の資金供給を実施。市場の資金量を示す日銀当座預金残高は8兆3000億円程度になり、金融政策の操作目標である「６兆円程度」を大幅に上回る特例措置をとった。
日銀はこの日、「無担保コール翌日物金利が上昇するなど市場に流動性に対する懸念が出ていた」（金融市場局）として２回にわたって１兆円ずつ臨時の公開市場操作（オペ）を実施した。短期金融市場では日銀のオペ実施前、一部の外国銀行が資金調達を急ぎ、翌日物金利は前日の加重平均の0.003％から0.05−0.07％に上昇していた。その後は日銀の資金供給への安心感から0.03％程度まで低下した。
また速水総裁は同日朝、「世界的に大変なことになる。ニューヨークの日銀事務所などから情報を集め、対応する」と語った。
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