投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 12 日 12:03:20:
米国での同時多発テロを受けた12日の東京株式市場では日経平均株価が急落し、17年ぶりに1万円の大台を割り込だ。外為市場では円高・ドル安が急速に進み、原油価格は3カ月ぶりの高値に急騰している。米経済の混乱は日本を含めた世界経済・金融システムの波乱要因になりかねず、ドルからの資金逃避と株式から債券などへの質への逃避が同時進行している。
事件後初めての取引となった12日の東京株式市場では投資家や証券ディーラーなどから主要銘柄に売りが殺到し、日経平均株価はあっさり1万円台を割り込んだ。「世界経済のけん引役である米経済の混乱がどこまで波及するのか測りきれない」とみた投資家がいったん株式を売って債券などに資金をシフトする動きを強めた結果だ。原油高が進めば企業収益の落ち込み傾向に拍車がかかるとの警戒感も出ている。
市場ではドルを売ってユーロや円を買う動きも広がっている。「有事のドル買い」が常識とされるが、今回は米国の中枢がテロ攻撃を受けたことで、いったんドル離れの流れが強まっているという。
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