投稿者 sanetomi 日時 2001 年 9 月 12 日 11:29:06:
東京商品市場、多発テロ受け金・原油など急騰
東京の商品市場は12日、金、原油など主要商品が急騰した。米国の同時多発テロを受け、ロンドンなど海外市場の高騰をみた買いが集中し、東京工業品取引所の金、原油は軒並みストップ高。前日のニューヨーク市場が終日取引を停止したため、海外から緊急避難的な資金も流入した。なかでも金はここ10年余りの間、湾岸戦争やロシアの経済危機でも目立った反応がなかっただけに、機軸通貨ドルや内外の株式相場の先行きに対する市場の不安心理が強いことを物語っている。
東京工業品取引所の金先物は午前の取引で全限月がストップ高となった。国際経済に対する先行き不透明感から、現物の買い意欲も強まっており、大手地金商の石福金属興業(東京・千代田)は「個人投資家からの問い合わせが急増している」と話す。東京原油スポット市場は12日、中東産ドバイが急伸。取引の中心となっている10月渡しは前日比1.25ドル高の26.15ドル(中心値)と3カ月ぶりの高値となった。前日の北海ブレント先物が米国の大規模テロを背景に急伸したのが強材料となった。
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