投稿者 sanetomi 日時 2001 年 9 月 12 日 07:17:40:
三菱電機が週内にもリストラ策発表へ
三菱電機は11日、半導体市況が悪化していることを受け、半導体の生産体制を見直すことを明らかにした。週内にもリストラ策をまとめ、発表する。
同社の2002年3月期連結決算は、世界的なIT不況で半導体など電子デバイス部門の営業利益が大幅な赤字になる見通しだ。このため、期間限定で働いている国内の期間工を数百人削減する。システムLSI(大規模集積回路)の組み立て・検査部門(後工程)は海外での比率を増やす方針で、北京の合弁工場に十数億円を投資して設備を増強し、生産能力を2003年度に現在の倍の月産5000万個に引き上げる。
国内で後工程を手がける工場の生産委託先は、現在の20社程度から数年かけて半分に減らすことも検討する。収益が悪化している携帯電話事業についても、外注先の絞り込みなどを進めていく方針だ。これに合わせて、グループの資材調達費を2年間で従来の二割に当たる3000億円を削減する。調達先を1品目あたり3社に絞り込んだり、海外調達比率を上げたりして、コスト削減を図る。
同社はすでに99年から1万4500人にのぼる人員削減を行ったほか、高知新工場の建設延期などで半導体向けの設備投資を抑制する方針を決めている。
(9月12日04:38)
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