外資の傘下に入った生保を巡る噂(NevadaEconomicReport2001/09/11)

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 11 日 21:49:25:

予てから、色々な噂があったエトナヘイワ生命につき、以下の報道がありましたので、ご参考までに、お送り致します。

*******

■□■報 道■□■

「われわれ“外資”にとって、これまで買収した日系金融機関など、単なる投資対象としか見ていない。何らかの合理的な理由さえあれば、迷うことなく転売してしまうのも当然のことだ。“外資”は長期的なスパンで買収した金融機関の経営をキープしてくれる、と日本サイドがもし考えているとしたら、それは大きな誤解だ」
米国の金融グループである「マスミューチュアル・フィナンシャル・グループ(以下、マ・グループ)」の経営幹部はこう言ってみせる。
去る7月25日、マ・グループは、日本に本店を置く外資系中堅生保の「エトナヘイワ生命」の株式について、同生保の親会社である「エトナ・インターナショナル・インク」からTOB(公開買い付け)の形で、その買収をスタートさせた。
このTOBは8月14日に終了し、1株あたりの買い付け価格は93円、買収総額は約23億円となった。
そもそもエトナヘイワ生命は、旧平和生命を前身とする生命保険会社だ。
99年11月、米・エトナ社は、過剰な外債投資により経営破たん状態に陥っていた旧平和生命を買収し、その傘下に置いた。
「その時の買収価格は、1株あたり230円でしたから、旧平和生命の価値は約2年弱で半減したことになります」(大手生保幹部)
それでは、なぜエトナ社は、そうした損失を出してまでエトナヘイワ生命の売却に踏み切ったのだろうか。
「その理由は、エトナ社自身がオランダ最大の金融グループであるINGグループに買収されてしまったからです。
そして、このINGグループは、日本法人の“アイエヌジー生命”を保有していたのです。しかも、同生保の経営内容は、S&P社の格付けが“AAマイナス”となっていることからも明らかなように、優良な状態にあるのです。
従って、INGグループとしては、依然としてその経営内容に問題を抱えたままになっているエトナヘイワ生命は、単なる“お荷物”でしかなくなってしまったのです」(前述のマ・グループ幹部)
そうした状況に目をつけたマ・グループが、エトナヘイワ生命の買収に乗り出した、ということに他ならない。
ちなみにエトナヘイワ生命の格付けは、投資不適格ともいえる“BB”だ。
いったい、そうした“ジャンク生保”を買収したマ・グループの狙いはどこにあるのだろうか。
「米国内において、マ・グループは投資ファンドの一種、とみられているのが実情です。いわゆる“ハゲタカファンド”だと指摘する金融関係者もいます」(米系大手証券会社首脳)
仮にこうした指摘が事実とするならば、マ・グループの狙いはおのずから明らかだろう。
「エトナヘイワ生命には、約40万人の契約者がいるとされています。そうした契約者に今後どのような負担が生じるのか、心配されるところです」(大手生保幹部)
この一件は、マスコミ的にはあまり注目されていないが、今後の動向には要注目だ。

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