医療負担、高齢者の上限撤廃・厚労省〔日本経済新聞〕

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 11 日 11:56:26:

厚生労働省は高齢者が外来で医療機関の診察を受けた際の自己負担の上限を撤廃する方向で検討に入った。2002年度の医療制度改革の一環で、増え続ける高齢者医療費の抑制を狙う。9月下旬に公表する厚労省の医療制度改革案に盛り込む方向だ。現行制度では70歳以上の高齢者は外来で診察を受けた際、原則的にかかった医療費の1割を負担することになっている。しかし、高齢者の負担能力を考慮して、200ベッド以上ある大病院で診察を受けていれば1カ月の負担上限が5000円、それ以外の医療機関ならば3000円と決まっている。さらに開業医(診療所)では、一回の診察で800円を徴収し、1カ月に五回目からは無料としているところが多い。
厚労省は2002年度の医療制度改革で高齢者の外来自己負担を1割に統一し、これらの上限を撤廃したい考え。入院の場合、現行制度では高齢者の自己負担率は1割で1カ月の上限が原則3万7200円となっているが、これも高齢者の負担能力を踏まえて見直しを検討する。

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