投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 11 日 01:17:46:
小泉首相は10日の政府・与党連絡会議で、今年度補正予算案編成に関して、「(国債発行総額を年間)30兆円以内(とする目標)は今年度も堅持したい」と強調する一方で、「今は非常時だ。非常時らしい取り組みが必要だ」とも述べ、経済政策に全力を傾注する考えを示した。
会議では、塩川財務相が8日、中国・蘇州での記者会見で「年度を通じてマイナス成長にならないよう努力を続ける」などと発言したことが取り上げられた。公明党の神崎代表は「これが国際公約だとすれば、景気を持ち直すようにして、構造改革を下支えすべきだ」とし、景気刺激策が必要との考えを示した。保守党の野田幹事長は「実現は容易でない。国際信用の問題にもなる。(国債発行30兆円枠と塩川氏の発言が)ちぐはぐではいけない」と述べ、マイナス成長阻止が国際公約になれば、「30兆円枠」と矛盾しかねないとの懸念を示した。
これに関連し、自民党の麻生政調会長は10日、札幌市内での講演で「補正予算は最初に金額を決めるのでなく、必要なことをした結果、5兆、10兆円(という大型補正)になるという話だ」と述べた。
一方、首相は同日夜、記者団に対し、同連絡会議での「非常時」発言について「景気が悪いから公共事業を積み増せばいいという時代ではないという意味だ」と語った。
(9月11日01:06)
このページの感想 |