投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 09 日 20:21:02:
09/09 14:26 世界景気、早期回復望めず IT業績悪化とBIS 外経19
【フランクフルト9日共同】国際決済銀行(BIS)は九日、予
想以上の情報技術(IT)産業の業績悪化や大規模なリストラ、株
急落で「世界景気が早期に回復する期待が薄れている」との報告を
まとめた。
報告はことし四月と、六月から七月上旬までの世界の経済動向を
比較分析。市場関係者の景気の先行きに対する見方が「楽観的」か
ら「悲観的」に、わずか三カ月で大きく変わったことを強調してい
るのが特徴だ。
先進国の利下げが今春時点では楽観的な見方を下支えしていたが
、その後日米欧の景気減速の拡大が鮮明になったことから、先行き
の不透明感が増した。日本については八月の動向も言及。日銀の追
加金融緩和後も、主要輸出企業の業績悪化で、株価が大幅に下落し
ていることを指摘した。
報告によると、四月時点では、米デルコンピュータの業績達成見
込み発表や、米金融当局の緊急利下げでニューヨーク株式市場は急
回復。小泉純一郎・自民党総裁の誕生で日本の株価も上昇した。
ところが、六月から七月にかけ、カナダのノーテルネットワーク
スや英マルコーニなど大手IT企業が相次いで業績を大幅に下方修
正。世界の株式相場は大きく下げた。株安については「新興市場国
の経済混乱で下落が増幅された」としている。
(了) 010909 1426
[2001-09-09-14:26]
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