投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 09 日 11:45:30:
情報技術(IT)不況が素材分野にも浸透し始めた。素材各社は携帯電話機やパソコンなどに使われる高機能材料で、前年の下半期に比べ2-4割の大幅減産に踏み切る。機器需要の低迷が続き、IT機器向け素材の市況も急速に悪化してきたためで、7月以降の減産ペースを今月からさらに強める。機器需要の失速による本格的な生産調整が電子部品分野を経て素材分野でも始まる。
昭和電工は携帯電話機などに使われる電解コンデンサー向けのアルミはくを4割減産する。パソコン用モニター(表示装置)向けのブラウン管ガラスで世界最大手の旭硝子も、内外の工場稼働率を2割以上落とす。素材各社は一昨年からパソコンや携帯電話機などの機器需要が急速に高まったのを受け、昨年初めから本格的な増産体制に移行。同下半期は高水準の生産が続いたため、一部では能力増強の準備を始めていた。
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