投稿者 タクシーから見た消費状況は極めて深刻 日時 2001 年 9 月 09 日 05:22:33:
世界同時株安、大恐慌のファンファーレが鳴った! タクシーは「景気の
窓」であり、乗務して日々の売り上げを考察することにより、景気の本質や、
その傾向をズバリと把握することができる。昨日2日は地獄だった。筆者は3
40キロ流し走行して、売り上げが2万円に満たなかった。当社ではノルマを
達成すれば45%が還付されるが、できなければ33%しかもらえない。休ま
ず流しても、2時間に1度しか客に当たらない。人がいない、出てこない。筆
者は16時間休まず稼働して6000円稼いだのである。
この数年、タクシー乗客が激減した折り目が数回あった。第一に消費税3%
導入、第二に5%増税、第三に、小泉純一郎の導入した介護保険50%徴収で
あった。これらの節目に乗客は激減し、二度と回復していない。当然、景気も
同じ傾向を辿っている。このように考えるなら、景気の本質は、「大衆の余剰
資金」、いわば「あぶく銭」によって成り立ているのである。大衆がムダなこ
とに費やせる資金こそが景気を支える本質であった。自民党の導入した消費税
と、小泉の導入した介護保険と名付けた無収入の老人に対する巨大課税こそ、
大衆のあぶく銭を奪い去り、日本の景気を地獄に陥れた張本人であった。この
世界恐慌は「小泉恐慌」と名付けるべきである。そして、このことの本質に目
を向ける者もないまま、来月から介護保険100%収奪が開始され、60歳以
上の年寄りから、一人平均6500円を毎月!、権力が強奪するのである。も
はや地獄そのものだ! 小泉恐慌のクライマックスである!
筆者は何度も書いてきた。小泉や田中マキ子は国民の目を欺くオトリであ
り、保守政権の真打ちこそは石原慎太郎であると。石原は、小泉恐慌により潰
滅する日本経済を強権によって乗り切ろうとする。北朝鮮をスケープゴートに
し、局地戦争を通じて徴兵制と国家主義を復活させ、核武装しようとする。イ
スラエルには原爆が投下され、米中戦争が開始されると。まさしく、第三次世
界大戦、ハルマゲドンが開始されるのだと。そして時代は、予測を、やや遅れ
ながらも、まさしく忠実に辿っているではないか!
タクシーの乗客激減は本格的。暑い夏が去り、涼を求めて移動のニーズは失
われたが、それ以上の深刻な激減。普通ではない。もちろん株価暴落の影響
で、大衆は含み資産価値の取り返しのつかない下落にパニック状態で震え上が
っているのだ。タクシーには「3ヶ月の法則」がある。すなわち、タクシー消
費売り上げの下落傾向が始まると、それが基幹産業に遡及し、生産段階の抑制
による本格的景気停滞まで3ヶ月のタイムラグがあるというもので、9月に始
まった超下落が3ヶ月後の12月上旬に日本経済に恐るべき結果をもたらすの
である。これらは消費税や介護保険徴収の際にも経験している疑似法則であ
る。
「お前はすでに死んでいる!」状態の日本経済に最後のとどめを刺すものと
考えて良いだろう。しかも、9月は介護保険100%徴収前なのだ。12月に
は、ニューデール恐慌規模を桁違いに上回る史上最大の大恐慌が訪れ、主要先
進国は取り返しのつかない大パニックが始まる。誰もが家賃さえ支払うことが
できない。ちょうどソ連崩壊時のロシア状況に類似してくるだろう。権力が機
能を失えばマフィアの天下が始まるのが摂理。都市は地獄と化すのだ。
タクシーから見た消費状況は極めて深刻。通算5年の乗務経験で一度も経験
したことがない。真剣に取り組んでも時間給は300〜500円程度しかな
い。タクシーはすべての消費経済の指標となる。お得意の美容院でも、午前中
に客がたったの一名と嘆いていた。(本来は5〜10名程度)日本経済よ、
「お前はすでに死んでいる!」 3ヶ月後には、まともに家賃を払えなくなる
者が続出、自己破産ラッシュ、すでに起きている多摩中央線の飛び込み自殺ラ
ッシュが全国に波及するだろう。総ホームレス時代がやってくる! 誰もが路
頭に彷徨わねばならない。餓死者が道端に異臭を放って転がっていても、誰も
見向きもしなくなる。ホームレスを侮蔑していたあなた、今度はあなたの番
だ!
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