投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 02 日 20:03:56:
本日は、東証一部の出来高は7.8億株と7月13日以来の7億株超えの大商いとなり、日経平均は前日比439円高の今年6番目の上昇となった。
本日の上昇でこれまで上値抵抗として機能していた25日移動平均線(8月2日現在、12,207円23銭)を終値で超えて基調変化を期待できる状況となった。
昨日の大和銀行の持ち株会社設立とリストラ策の発表が、銀行の不良債権処理に対する姿勢変化と内外の投資家にポジティブに捉えられ、買戻しを誘った可能性が高そうだ。
今後、不良債権最終処理に伴う「破綻」が実現してくれば、外国人投資家は、これを前向きに捉えて「買い」に動く可能性が高く注目しておきたい。
10日に来年度予算のシーリングの基準が閣議決定される。小泉内閣の“骨太方針”の具体化第一弾であり、これに対する市場の期待が高まることになりそうだ。小泉政権誕生から所信表明演説までの政権に対する期待の盛り上がりと同様、10日の具体化に向けて市場の期待は盛り上がる可能性が高まったと考えておきたい。
銀行のリストラと不良債権最終処理に伴う「破綻」。このセットが出た時に、内外の投資家が、「買いサイン」点灯として買いに走ることになろう。同時に、不良債権摘出手術の手術室は、膿と血だらけとなろう。これに対応する輸血を日銀が行動するのか。また、雇用対策等の施策も打ち出されるのかも併せて注目しておきたい。