投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 08 日 01:36:56:
7日の東京株式市場ではNTT株が一時、前日比1万9000円安の49万5000円まで下落し、1992年8月以来、9年1カ月ぶりに50万円の大台を割り込んだ。世界的な通信株安を背景に国内外の機関投資家の売りが止まらないうえ、損失を抱えた個人投資家の見切り売りも株価の下げに拍車をかけている。
業績の先行きに対する警戒感が強まっていることが株価下落の主因。東西地域会社の有力な収益源になるとみられたADSL(非対称デジタル加入者線)は、競争激化で業績押し上げにはつながらないとの見方が台頭。11万人強の社員を対象とした合理化策も、市場では期待したほどのコスト削減は見込めないとの見方が強まっている。
この日の終値で見ると、NTT株は政府が昨年11月に実施した直近の保有株放出の売り出し価格から47%下落した。1986年以来、政府が計6回実施したすべての売り出し価格も下回っており、政府売り出しでNTT株を購入し、現在も保有している投資家は全員、多額の含み損を抱えていることになる。
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