投稿者 DC 日時 2001 年 9 月 08 日 00:43:54:
http://kabu.zakzak.co.jp/news/kiji/2001090702.html
GDPマイナス成長は10年続く?
失望売りで円・株暴落の可能性も
内閣府が発表した国内総生産(GDP)が年率換算で3.2%減の大幅マイナス成長となったことについて、水谷研
治・東海総合研究所理事長は次のように語っている。
「今年の実質成長率はマイナス1.5%、来年度も実質でマイナス1%とみられ、マイナス成長は10年は続くだろう。
補正予算の議論も出ているが、橋本、小渕、森内閣と同じ失敗を繰り返し、問題を先送りするだけだ。国の借金を返す
ことを最優先とし、外交、防衛、治安など最小限の役割にとどめるべき。雇用などきめ細かい対策を国に求めても、役
人の数を増やすだけだ。改革すればすぐにでも景気がよくなると誤解している国民も多いので、小泉首相は『消費税4
0%など大増税、学校を出ても原則として失業、生活水準は現在の半分』など、将来的な“痛み”の実像を示したうえで
改革を進めるべきだ」
また、白川浩道・UBSウォーバーグ証券チーフエコノミストは「今回の大きな落ち込みは、製造業の競争力がなくなっ
ていることが響いている。マーケットはすでにマイナス成長を織り込んでいるため、数字そのものよりも政府の反応に注
目している。もし構造改革を投げ出し景気回復路線を進むようなら短期的にはプラスだが、中長期的にはマイナス。逆
に何も対策を打たなければ失望売りが出る可能性もある。財政出動でいったんは景気後退を食い止めることはできる
かもしれないが、ハイテクの復調が難しく、銀行の不良債権処理も進まないとなれば、外国人投資家から大きな失望
売りが出て、円と株が大幅下落し、通貨・金融システム危機に見舞われる可能性もある」と語っている。
#おおむね、このとおり。
このページの感想 |