投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 07 日 17:32:34:
小泉純一郎首相は七日午前の閣議で、今年四−六月期の国内総生産(GDP)速報値発表を受けて、二〇〇一年度補正予算案の編成作業に着手するよう指示した。この中で、首相は補正予算の財源について「二〇〇二年度予算の国債発行額を三十兆円以下に抑えることを目標とする内閣の方針にかんがみ、安易な国債発行に頼ることなく、〇一年度補正予算編成も同様の方針で取り組む」と表明した。
補正予算の内容については、「公共投資による単なる需要追加策は厳に排し、構造改革を遂行するための『改革先行プロジェクト』をつくってほしい」と述べ、竹中平蔵経済財政担当相に、プログラムを早急に取りまとめるよう求めた。
同プログラムには、(1)新産業を生み出す環境整備(2)雇用、中小企業のセーフティーネット(安全網)の充実策(3)構造改革の「工程表」に盛り込む施策のうち緊急性の高いもの−が盛り込まれる見通しで、政府は今月中に策定し、補正予算案に反映させる。
国債三十兆円枠を守れば、補正予算に投入できるのは二兆二千−三千億円程度になる見通し。
これに関連し、福田康夫官房長官は同日午前の記者会見で、補正予算案の提出時期について「税収見通しが明らかになった段階で(補正の)金額が確定する」と述べ、〇一年度の税収見通し確定後の十一月になるとの見通しを示した。
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