投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 02 日 18:38:49:
金融庁は2日午後、資本注入行のまとめた経営健全化計画の取りまとめを受け、2001年3月期の全国銀行ベースでの不良債権比率と与信費用比率を発表した。貸し出しに対する不良債権の残高を算出する「不良債権比率」は6.58%で、金融庁によると米国のピーク時5.47%を上回る比率という。
また貸し出しに対する不良債権の処理損失を示す「与信費用比率」を見ると、2001年3月期は1.2%。不良債権処理をどれだけ積極的に進めたか見る指標だが、金融庁は適正に近い数値と見ている。これは米国と比較した場合、同水準にとどまった。
この結果を踏まえ、金融庁は不良債権を貸借対照表から切り離す「オフバランス化」を一層進めるように促す見通し。9月の中間決算での各行の取り組みに注目が集まる。