投稿者 sanetomi 日時 2001 年 9 月 07 日 12:53:51:
4-6月GDP、3期ぶりマイナス成長・年率3.2%減
内閣府が7日発表した4-6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)は
物価変動の影響を除いた実質で前期比0.8%減、年率換算では3.2%減少し
、3四半期ぶりのマイナス成長となった。世界経済の減速による輸出の減
少に加え、国内需要も設備投資や住宅投資などが大幅に落ち込んだ。経
済活動の低迷と物価の下落で名目GDPは年率10.3%減と過去最大の落
ち込みを記録、デフレが急速に進んでいることを裏付けた。
4-6月期の名目経済成長率は前期比ではマイナス2.7%。比較可能な1978
年以来で最大のマイナス幅だ。 物価の落ち込み度合いを示す実質成長率
とのかい離は前期比ベースで1.9ポイントに達した。卸売物価、消費者物
価ともに落ち込んだことが響いた。前年同期比でみたGDPデフレーターは
1.1%下落し、98年4-6月期以降、13期連続のマイナスとなった。
4-6月期の実質成長率のマイナス幅は1999年10-12月期(前期比1.5%減)
以来の大きさ。内閣府によると、7-9月期以降、GDPが横ばいで推移した
場合、2001年度の実質成長率はマイナス0.5%となる。
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