投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 06 日 20:04:45:
内閣府が6日発表した7月の景気動向指数(DI、速報)によると、景気の現状を示す一致指数は12・5%と、景気拡大か後退かの判断基準となる50%を7カ月連続で下回った。7日発表される4〜6月期の実質国内総生産(GDP)がマイナス成長となることが確実だが、同府は8月も50%割れする可能性が高いとみており、「景気が反転する兆候はみられない」(経済社会総合研究所)と話している。
判明した一致指数8指標のうち改善したのは猛暑効果のあった大口電力使用量のみ。生産関連指標は弱い動きが続いているほか、百貨店販売額が5カ月ぶりに悪化するなど、消費や雇用関連の指標が軒並み悪化した。同府は8月もほぼ同様の動きが続くとみている。
また、一致指数に半年程度先行する先行指数は71・4%と2カ月ぶりに50%を上回った。ただ、一時的に改善した指標もあるため「実勢は50%を割り込んでいる」(同府)のが実態で、景気後退局面がしばらく続くことを示唆している。景気に遅れて動く遅行指数は50・0%と横ばいだった。
指数は「先行」「一致」「遅行」に分類された指標を3カ月前と比べ、好転をプラス、悪化をマイナスとして、全体に占めるプラスの割合を%で示している。 【白戸秀和】
[毎日新聞9月6日] ( 2001-09-06-18:34 )
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