投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 06 日 11:49:34:
回答先: IMFの金融審査受け入れを表明〜金融相、専務理事との会談で〔東京新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 06 日 11:47:33:
訪米中の柳沢伯夫金融担当相は5日、国際通貨基金(IMF)のケーラー専務理事と会談し、IMFが求めていた日本に対する金融部門審査(FSAP)を受け入れる方針を表明した。審査を受け入れないままでは、市場関係者らの日本の金融システムに対する疑念を払しょくできないと判断した。実施時期や方法などを今後、協議する。
会談後に記者会見した柳沢氏によると、柳沢氏が「FSAPについては日本もG7(主要7カ国)の一員として制度を作った責任者であり、前向きな姿勢だ」と、基本的に受け入れる方針を表明。「金融庁は人員的に厳しい状況に置かれているので、いつ、どういう問題について進めるかは、事務当局間で協議したい」と提案し、ケーラー専務理事も了承した。時期などについて、IMF側も具体的には言及しなかったという。
また、柳沢氏が日本の不良債権処理策などを説明したのに対し、ケーラー専務理事は「日本が一つの戦略を持って金融システムの問題に取り組んでいることを評価する」と述べたという。
IMFは8月に発表した対日審査報告書で、日本の不良債権額について、市場関係者の試算に比べて金融庁の公表額が小さいことを指摘し、公的資金の再注入の必要性にも触れるなど、金融庁と対立する見解を示している。
FSAPは、東南アジアなどの通貨危機の際にIMFの金融関係の情報収集が不十分だったことを受けて99年に創設された。年次経済審査がマクロ経済分析を中心としているのに対し、IMFや世界銀行、各国の金融監督当局などが協力して、金融部門に絞って調査する。これまでにカナダなど二十数カ国で審査を受けたほか、英国やドイツも受け入れを表明している。日本はこれまで、金融庁の人員不足を理由に受け入れに慎重な姿勢を示していた。審査の行方次第では、日本の不良債権処理を促す「外圧」になる可能性がある。
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