投稿者 DC 日時 2001 年 9 月 06 日 08:37:41:
http://kabu.zakzak.co.jp/news/kiji/2001090504.html
米政府、邦銀の不良債権の実態暴く?
金融庁“待ったなし”
「日本サイド−つまり金融庁は、IMF(国際通貨基金)が要求する邦銀に対する検査を受け入れざるを得ない状況に
最終的に追い込まれるだろう」
ホワイトハウス関係者がこう断言してみせる。
9月3日のアメリカは、レイバー・デイ(日本の勤労感謝の日にあたる)で全米的に休日という状況にあった。
そうした状況の中、IMF及び米国・財務省に太いパイプを持つ、マスコミ的にも著名な元大蔵省高官が、密かにワシ
ントン入りしたのである。
このワシントン入りの目的は今一つ判然としないが、「休日明けから、財務省及びIMFの幹部と会談を重ねる、と聞い
ている。日米両国の経済状態が極めて微妙な時期にまさか旧交を温めるためだけにワシントン入りするはずもないか
ら、その動向には注目しておいていいのではないか」
日本の財務省幹部は意味深な口調でこう言ってみせた。
こうしたことから考えてもこの人物のワシントン入りについては、財務省の意向が強く働いている、と考えていいので
はないだろうか。そうなると、この人物の訪米の目的が気にかかるところだ。
折しも、9月5日には柳沢伯夫金融担当相が、ニューヨークからワシントンに入ってくる。柳沢金融担当相は、9月5日
にケーラーIMF専務理事と、翌6日にはビットSEC委員長、グリーンスパンFRB議長と相次いで会談を持つ予定になっ
ている。
柳沢金融担当相は、この一連の会談で邦銀の不良債権処理問題−特にその進捗状況に関して−について説明を
行うことになっているが、この“会談”で米当局者サイドから理解が得られるかどうかは、はなはだ疑問だ。
「そもそもIMFは、日本の金融庁の言うことなど全く信用できなくなっているのが実情です。従って、今回の会談の効
果についてもあまり期待できないでしょう」(日・財務省関係者)
その一方でホワイトハウスは、先月下旬から元米連邦預金保険公社総裁(FDIC、日本の預金保険機構にあたる)
のウィリアム・シードマン氏を日本に送り込み、邦銀の不良債権問題に関して実態調査にあたらせている。
シードマン氏は、90年代初頭からホワイトハウスに対して邦銀の不良債権処理問題に関して、アドバイスや報告を
行ってきた人物だ。
もっとも日本の多くのメディアは、このシードマン氏の来日については全くノーマークの状態にあるのが実情なのだ。
「総理官邸サイドも、そうした人物が来日していることは全く把握していない」(官邸関係者)
しかし、その一方で、「シードマン氏がまとめてくるリポートのほうが、柳沢氏の説明よりも数倍、信用がおける」(米・
財務省関係者)。
日本の財務省関係者が言う。
「9月にG7(7カ国財務相・中央銀行総裁会議)を控えている中で、“シードマン・リポート”のもたらすインパクトは極め
て大きい。仮にリポートの内容がかなりネガティブなものとなっていたとしてもそのもたらす影響を低く押さえる必要があ
るだろう」
そうした意味でも、元大蔵省首脳のワシントン入りには注目したい。
#ミスター炎、あっ違った、ミスター円でしょうか。臭すぎます、ものすごくにおいます。
このページの感想 |