投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 05 日 16:31:29:
【ニューヨーク4日=青木伸行】
訪米中の柳沢伯夫金融担当相は四日、ニューヨークでマクドノー・ニューヨーク連銀総裁と会談し、金融機関の不良債権処理問題などに対する日本の取り組みを説明。マクドノー総裁もこれを強く支持した。
約一時間にわたる会談で柳沢金融担当相は、不良債権比率のさらなる低減と銀行収益の引き上げなどが重要だとの認識を表明。不良債権を集中的に処理し、「再生可能な企業を再生させるよう取り組んでいる」と説明した。
これに対し、マクドノー総裁は「日本がやっている不良ツ権の集中処理、とくに銀行が債務者に積極的に働きかけ再生可能な企業を再生していくということを強く支持する。日本がとっている金融政策は適切だ」と述べた。
マクドノー総裁はまた、米国経済の現状と見通しについて、「現在のような減速状況は昨年十二月の時点で予測できず、かなりの減速感がある」との認識を示しながらも、「米国は適切な金融政策をとっており、景気が極端に悪くなるとは思わず回復していくだろう。消費が下ぶれすればリスクになるが、そうしたことは当面、想定していない」と語った。
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