投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 04 日 13:51:00:
下記のチャートをご覧下さい。
このチャートは、ファイナンシャルタイムス紙に掲載されましたチャートですが、フランス印象派絵画の価格指数が、日本人が売りまくった時を大底にして、今、とうとうピークを越えるところにまで上げてきています。
日本では、もう日本人買いのバブルの時の価格を超える事などあり得ないと述べる専門家もいましたが、今、まさに、最高値を更新しようとしています。
故斎藤氏が購入ました"ルノワール"の最高傑作も、今は日本にはありません。 愚かな銀行が、安くスイスの業者に叩き売ってしまいました。
一度も、日本で展示されることなく・・・。
500億円もあれば、素晴らしい印象派絵画を全て、買い取ることが出来ました・・・。
銀行に何兆円もの公的資金を投入し、そして銀行は、不良債権として、これら、いわば、国家財産にもなるべき素晴らしい絵画を、叩き売ってしまったのです。
この売られた素晴らしい絵画は、日本の銀行が叩き売った価格の2倍以上の価格で、その後転売されています。そして、今、史上最高値で、また転売されようとしています。
これらからもお分かりのように、日本には、外人の"ハイエナ"集団が集まってきており、素晴らしい絵画や美術品が、海外に流れ出していっています。
今後は、<直接償却>された150兆円以上の不良債権が、宝の山に化けて、外資系に吸い上げられていくでしょう。その額、数十兆円にも達するはずです。
そして、その"ハイエナ"集団が去った後の日本には、莫大な借金と猛烈なインフレが待っています。
国民は、<直接償却>の原資を、預金の30%以上のカットで埋め合わされ、700兆円近い【国と地方の借金】、180兆円以上の【郵貯・簡保の不良債権】の処理の為に、想像を絶するようなインフレに見舞われる筈です。
そして、国家財政の破綻を救うためと称して、消費税は、少なくとも一気に15%以上に引き上げられるでしょう。 (15%に引き上げましても、借金は増え続けますから、いずれは、25%に なる筈ですが)
お金の使い方を知らなかった日本が、お金を持ったと錯覚した10年前。 今、世界の投資家の"笑い声"が聞こえてきそうです・・・。
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