投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 04 日 00:08:59:
米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズは3日、松下電器産業の長期格付けを「AA−」(最上位の格付けとの差は小さい)から一段階引き下げ「A+」(状況の変化や経済環境の悪化から、より影響を受けやすい)に変更した。
欧米のIT(情報技術)産業低迷の影響で、同社の携帯電話や電子部品事業の収益が悪化。昨年11月に発表した中期経営計画「創生21計画」や、早期希望退職募集などの追加リストラ策では「高い人件費や国内製造拠点への比較的高い依存度など高コスト構造の問題に完全には対処していない」と結論付けた。
ただ手元流動性が1兆3000億円あるなど、財務体質は極めて強力なため、設備投資を継続しながら、コスト改善を図ることは可能としている。ただ高コスト構造を改め収益が改善に向かうかどうかを見極めるため、アウトルック(今後の格付け変更の見通し)は、今後低下する可能性を示す「ネガティブ」に変更した。 【吉田慎一】
[毎日新聞9月3日] ( 2001-09-03-20:30 )
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