投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 03 日 22:14:45:
森昭治金融庁長官は3日の記者会見で、先週公表し株急落の一因となった主要銀行の不良債権処理のスケジュールについて、あらためて前提条件などを説明。「(試算は)最も悲観的なシナリオで考えた」「不良債権問題は3年後の2004年4月以降正常化していく」などと強調し、市場の「誤解」解消に努めた。
森長官によると、試算は(1)不良債権の債務者区分が上昇するケースはまったくないと仮定(2)さらに建設や不動産など構造不況業種はいったん要管理先債権区分に転落したら1年後は必ずもう一段下の破たん懸念先以下に落ちる、など厳しい前提のもとで計算。地価も毎年10%ずつ3年連続で下がり続けると仮定した。
債務者区分がどう移り動くかについては、金融庁がサンプル調査した結果では、例えば業況が悪化している要注意先債権は1年後、8.4%が破たん懸念先債権以下に転落しているが、12.8%は逆に正常先債権に上昇していた。
(22:10)
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