「破たん懸念先」以下の不良債権、5年間で6割減に〔読売新聞〕

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 03 日 16:15:37:

【ロンドン3日=藤本昌弘】
金融庁は3日、金融機関の不良債権処理を巡り、主要15行が抱える「破たん懸念先」以下の不良債権は、最終処理を促進する結果、2001年度から2005年度にかけて約6割減るとの試算をまとめた。英米を訪問中の柳沢金融相が両国の金融関係者らに示し、今後2、3年の日本経済の「集中調整期間」が終われば、銀行の不良債権問題は基本的に解決するとの見通しを強調したい考えだ。
金融庁は先月28日の経済財政諮問会議で、主要15行の不良債権残高は、2001年3月末の17兆4000億円から、2007年度には7兆―10兆円に減少するとの見通しを報告した。しかし、その中で2001年度から3年間程度は、不良債権残高は「ほぼ横ばいで推移する」としていたため、株式市場などでは「不良債権処理の速度が遅い」と受け止められ、株価下落の要因ともなった。
このため、今回の試算では、不良債権の中でも、小泉内閣が経済財政の基本方針で最終処理の対象としている「破たん懸念先」以下の債権は、着実に減少するとの見通しを示した。
それによると、破たん懸念先より回収可能性の高い「要管理債権」は、景気低迷で新たな発生が見込まれることから、2001年度から2005年度にかけて残高は5兆1000億―5兆5000億円と横ばいで推移する。しかし、破たん懸念先以下の債権は、最終処理が進むため、2001年度の14兆円から、2005年度には約6割減の5兆7000億円に大きく減少するとしている。
金融庁では、こうした試算を基に、不良債権処理の実質的な速度は遅くないことを欧米の金融当局などに説明し、理解を求める。
(9月3日15:23)

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