投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 7 月 31 日 23:13:53:
松下電器産業が三十一日発表した二○○一年度第一・四半期(四−六月)の連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が、前年同期の二百十二億円の黒字から、三百八十七億円の赤字に転落した。情報技術(IT)分野の不況による半導体などの需要減が響いた。
営業赤字は、松下が四半期決算を発表し始めた一九七一年以来、初めて。
当期純損益も百九十四億円の赤字で、売上高は前年同期比5・5%減の一兆六千七百四十八億円だった。
ソニーや富士通、NECなども収益は大幅に悪化しており、電機業界は、業績が軒並み急減速した格好となった。
川上徹也取締役は記者会見で「デバイス(電子部品)に加え、携帯電話への依存度が高すぎた」と業績不振の理由を説明した。
携帯電話やパソコン市況悪化で半導体や電子部品、液晶部門などが赤字となったほか、産業機器も大幅減収となった。家電部門も、冷蔵庫、掃除機といった「白物家電」が振るわず、売り上げが落ち込んだ。
松下は、第二・四半期(七−九月)も通信機器部門などで需要減少が見込まれることなどから、上半期の連結決算の予想を売上高三兆三千八百億円、当期純損失四百五十億円に、それぞれ下方修正した。