投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 01 日 14:30:38:
株式相場の下落が新興企業向け三市場に上場する企業の経営にも打撃を与え始めた。新規上場時の資金調達額を減らさざるを得なくなったり、上場後の追加増資の計画が狂ったりするケースが相次いでいる。情報技術(IT)関連企業を中心に役員や社員に付与したストックオプション(自社株購入権)の権利行使価格を株価が大きく下回り、株価低迷が長引けば優秀な人材を採用するための役割を果たせなくなりそうだ。
8月31日の日経店頭平均株価は1157円と、1月の年初来安値(1126円)に接近した。昨年2月に付けた高値(2713円)からの下落率は57%に達する。
店頭(ジャスダック)市場、マザーズ、ナスダック・ジャパンの三市場では8月以降、4社が当初予定していた上場直前の公募増資や売り出しの株数を減らした。投資家の購入意欲を調査した時点で需要が乏しいことが分かったためだ。公募株数を減らした企業は調達する資金が減った。
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