投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 01 日 11:58:23:
【ニューヨーク31日=越中秀史】
米個人マネーの安全志向が一段と鮮明になってきた。株価の長期低迷で株式投資信託への資金流入にブレーキがかかる一方、貯蓄預金の残高は2兆ドルを突破して増加が続き、銀行預金や短期金融市場で運用するマネー・マーケット・ファンド(MMF)も過去最高水準。リスクに過敏になったマネーが確定利回り型の安全資産にシフトしている格好で、株安加速の一因にもなっている。
米投資信託協会(ICI)の30日の発表によると、7月は株式投信から差し引きで12億ドルの資金が流出、残高は3兆5899億ドルと昨年末に比べ10%弱減少した。月間で流出超となったのは3月(206億ドルの流出)以来で、月ベースの純流出は2月(31億ドルの流出)とあわせて今年3度目。米調査会社のトリムタブスの推計では8月も株式投信からは72億ドルの資金が流出したもようだ。
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