投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 31 日 23:28:43:
日本道路公団、石油公団、簡易保険福祉事業団など6特殊法人が31日、2000年度決算を発表した。日本道路公団の債務額が25兆6641億円、石油公団の累積赤字が4215億円とそれぞれ過去最大にまで膨れ上がり、簡保事業団も過去最大の特別損失を計上するなど、効率や採算を度外視した事業のツケが決算数字に表れている。
日本道路公団の経常収益は前年度比4・8%減の2兆2058億円、経常利益は同0・3%増の9246億円だった。ただ、路線別の収支では39路線のうち21路線が赤字で、東名、名神高速道路の黒字で補っている形だ。首都高速道路公団、阪神高速道路公団も経常利益は黒字だったが、いずれも料金収入は減少し、政府からの補給金などを含めても経常収益は前年度を下回っている。本州四国連絡橋公団の経常利益は758億円の赤字に陥り、累積損失は過去最大の9990億円に膨らんだ。
石油公団は、石油備蓄分野を除くと、売上高にあたる経常収益438億円に対し、経常費用が、過剰債務に陥っていた合同石油開発への出資金163億円を損失処理するなど1211億円に上り、696億円の最終赤字に陥った。
簡易保険福祉事業団は、経常収益は前年度並の826億円を確保したが、退職金の支払い増加により、経常利益は同49・4%減と大幅に減少し、2億円にとどまった。一方、公営宿泊施設「かんぽの宿」廃止・建て替えなどに伴う特別損失38億円を計上、損失額を郵政3事業特別会計で補てんした。
(8月31日21:09)
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