最低賃金でサバイバル――トルコで人気のテレビ番組(31日・イスタンブール(AP)・CNN)

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 31 日 18:21:42:

★ハイパーインフレIMF管理国家の悲哀よ。これでは家畜人ヤプーではないか。

毎月約1万円という最低賃金で、どこまで切り詰めた生活が送れるか――。2組の夫婦が倹約を競い、その模様を毎日30分の番組で伝える同時進行型のテレビ番組が、トルコで人気を集めている。トルコでは、今年2月以来の経済危機で、多くの国民が困窮生活を強いられている。出演中の夫婦には、感謝や同情の言葉が続々と寄せられているという。
この番組は、同国の民営テレビ局「チャンネルD」が先月から放映している。2組の夫婦に1カ月間、最低賃金の額を超えないように倹約を続けてもらうという企画で、使った金額が少なかった方の夫婦には、車とアパート、欧州1週間の旅という豪華賞品が贈られる。
先月の勝負は引き分けに終わり、現在出演中の2組は、今月1日から「最低賃金生活」に入った。売れ残りのかび臭いパンを食べ、夜は街灯の下で過ごし、バス代を節約するために毎日4時間かけて職場まで歩くなど、涙ぐましい努力を続けている。
4人とも、これまでに体重が約10キロも減ったという。親戚や友人から励ましの電話がたくさんかかってくるが、自分からかけることはない。1個20円ほどのアイスクリームさえ、ぜいたく品だ。
2組が暮らすアパートにはあちこちにカメラとマイクが備えられ、仕事に出かければカメラも追いかける。番組の放送は深夜0時からだが、放送局によると、国内でも1、2を争う人気を集めているという。
トルコではこの半年で通貨リラの価値が約半分に下がり、全国で数万世帯が最低賃金での生活に苦しんでいる。放送局近くのビルで掃除夫として働く男性は、番組中の夫婦に「苦しみも惨めさも私たちと同じ」と共感を寄せる。出演者を街で見かけて、「私たちの苦労を紹介してくれてありがとう」と握手を求めてくる市民もいるという。
しかし、どちらの夫婦も実生活では中産階級。最低賃金の約6倍の収入はある。失業中のある男性は、「あの人たちは幸運だ。多くの人たちは、一生最低賃金のままで、豪華賞品をもらうこともないのに」と、冷めた表情で語った。

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