投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 30 日 21:29:39:
自民、公明、保守の与党3党は30日、国会内で政策責任者会議を開いて景気対策について協議し、「今年度の国債発行額を30兆円以内に抑制する」との小泉首相の方針には必ずしもこだわるべきではないとの認識で一致した。
この中で、保守党の井上政調会長は、景気対策のための補正予算の規模に関連し、「国債発行を30兆円以内にすることにこだわると、さらに税収が落ち込み、来年は国債が50兆円くらい必要になるかもしれない」と述べ、今年度の国債発行については弾力的な対応が必要だとの考えを示した。公明党の北側政調会長は「30兆円から大幅に逸脱するのはまずいが、少しも出てはいけないというような枠をはめるのはどうか」と述べ、自民党の麻生政調会長らも同調した。
これに対し、小泉首相は同日夕、首相官邸で記者団に対し、「30兆円というのは決して緊縮(予算編成)ではない。50兆円しか税収はない。この方針でどういう対策があるか考える段階にきている」と述べ、今年度の国債発行を30兆円以内に抑制する考えを重ねて強調した。
(8月30日20:23)