投稿者 sanetomi 日時 2001 年 8 月 30 日 17:17:56:
-----------------------------
8月30日(木) 今日の株式
-----------------------------
一時は、10,807円まで下げましたが、そこで、先物に大量の買い物が入り、引け
値は41円安の10,938円で終わっています。
この下げ渋りの理由ですが、Topix で、1,100割れが、危機ラインとなっている事
に理由があります。
今日の下値は、1,102 でした。
本当に首の皮一枚つながったという状態です。
今後の展開ですが、何度も述べてきておりますが、【日銀】の金融緩和と、【小泉
内閣】の危機感だと思っています。
このまま、小泉政権・日銀に危機感がないと、相場が予想外の展開をすることもあ
り得ます。
それは、今、外人、特にヘッジファンドは、金融緩和を見こして空売りを買戻し、買
い持ちを膨らませてきています。
もし、この金融緩和が行われないような事態になった場合には、買い持ちを投売り
すると同時に、更に、売り浴びせ(空売り)をかけてきます。
これは、莫大な株数になります。
もし、これをやられたら、日経平均は、底抜けを演じ、世紀の大暴落を演じると思っ
ています。
一気に、20%以上の下げを見せるでしょう。
ところが、【日銀】が期待通りの30兆円近い、又はそれ以上の金融緩和に踏み切
った場合には、更に外人は、買い乗せを行い、日経平均は急騰を演じ、10億株、
20億株というもの凄い出来高を伴って上げに入ります。
そして、個人投資家、投信等の買いが十分入った段階で、今度は、一転売りに回
ります。
それは、今回の【日銀】の金融緩和が、日本金融破たんの引き金を引くのを、分か
っているからです。
この日経平均が急騰している時には、円は、上昇しますが、一旦上げが
とまった時には、今度は、円は、徐々に下落していきます。
それは、資金が本格的に逃げ出すからです。
今後の動きは、個別ベースは関係なく、金融情勢をじっくり見ていきたいと思ってい
ます。