投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 29 日 21:15:37:
【シリコンバレー28日=岡本文雄】
米パソコン大手ゲートウェイは28日、日本などアジア太平洋市場からの事業撤退、全世界の従業員の25%削減を含む大規模なリストラ策を明らかにした。世界的なパソコン需要の停滞に加え、価格競争の激化で業績が悪化。今後は米市場に経営資源を集中し、経営の立て直しを目指す。
日本のパソコン市場から大手外資が撤退するのは初めて。日本ゲートウェイ(横浜市、カート・ジェイデン社長)や、シンガポール、マレーシア、豪州、ニュージーランドの現地法人を近く閉鎖する。欧州市場からも撤退する方向で、欧州でのリストラ策は今後30日以内に発表する。
米国ではユタ州ソルトレークのパソコン組み立て工場と、コールセンター4カ所を閉鎖する。1万9000人いる全世界の従業員の25%を削減し、年間換算で3億ドルの固定費を減らす。欧州から撤退した場合は7−9月期に合計で4億7500万ドルのリストラ費用を計上するが、10−12月期は最終損益で黒字転換が見込めるという。