投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 29 日 12:31:07:
東芝が、過去最悪の赤字転落・中間無配及び約2万人の解雇に入りますが、この事態は昨年の中間決算の発表後の社長談話後に、予想していたもの(経済レポートにて記載済み)で、特に驚くべきものではありません。
ただ、今回の赤字転落は、今後のハイテク企業の更なる下方修正を呼び込みますから、今期の上場企業の製造業の決算は、滅茶苦茶な決算になる筈です。
いずれ、日経平均5,000円も、可能性が出てくると思っています。
(日経平均が8,000円説がありますが、これは、8,000円を切れば、【日本生命】の株式含み損益が、赤字に転落する危機ラインであるからで、特に、根拠があるわけではありません。)
今後の株式市場は、何度も述べますが、日経平均11,000円割れからの【日銀】の金融緩和にかかっています。
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■□■東芝、今期連結赤字は最悪の1150億円■□■
東芝は27日、2002年3月期の業績予想を下方修正するとともに、大幅な人員削減を含むリストラ策を発表した。
情報技術(IT)不況の影響で半導体部門の採算が悪化し、今期の連結最終損益は1150億円の赤字(前期は962億円の黒字)と過去最悪の赤字に転じる見通し。
このため国内で約1万7000人の従業員を削減。
半導体メモリー事業の分離、他社との統合に踏み切る。
今期の連結売上高は期初計画を6900億円下回り、前期比3%減の5兆7500億円。最終損益は600億円の黒字予想から大幅に悪化する。
連結営業損益もゼロにとどまる見通しで、2001年9月中間期の配当を見送る。
500億円の黒字を予想していた半導体は940億円の赤字に転落、同部門の売上高は7700億円と前年同期から3割落ち込む。
主力メモリーのDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)価格の下落が主因で、液晶などを含めた電子デバイス事業全体では1200億円の赤字になる。
パソコンや携帯電話端末を含むデジタルメディア事業の黒字も160億円と、期初計画の半分以下になる。