投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 28 日 11:51:39:
総務省が28日発表した7月の完全失業率(季節調整値)は前月を0.1ポイント上回る5.0%に上昇し、調査開始以来の過去最悪の水準を更新した。世界的な情報技術(IT)分野の不況を背景に製造業の就業者数の大幅な減少が響き、希望退職などによる自発的失業者も増えた。厚生労働省が同日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)0.60倍と前月より0.01ポイント悪化した。
完全失業率が5%台に乗るのは、現在の調査形式が始まった1953年以来初めて。同省は雇用情勢についての判断を「厳しさを増している」とし、前月までの「予断を許さない」から下方修正した。男女別では、男性の完全失業率が5.2%と過去最悪を更新した。女性は4.7%と、男女ともに前月より0.1ポイントずつ上昇。完全失業者数は330万人(原数値)と前月同月より23万人増えたが、季節調整値だと338万人と過去最悪となった。就業者数は6452万人と4カ月連続で減った。業種別では製造業の就業者数は1288万人にまで落ち込んだ。