投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 25 日 21:50:29:
【ワシントン25日=吉次弘志】
米国の銀行の間で貸し出し基準を厳しくする動きが続いている。米連邦準備理事会(FRB)の調査によると、調査対象銀行の4割強が3カ月前に比べ売上高5000万ドル(約60億円)以上の大企業向けの貸し出し基準を「厳格にした」と回答した。景気減速に伴う不良債権の増加などで融資余力が低下しているのが原因。FRBは経済全体への影響を警戒している。
貸し出し基準を厳しくした銀行の比率は昨年後半から急上昇。今年に入ってからは1月をピークに低下しているものの、なお高水準を保っていることが明らかになった。
FRBの調査は原則として四半期ごとに実施する「上級貸し出し担当者調査」と呼ばれ、大手銀行33行、中小24行の実務者に聞き取り調査する。前回調査時点に比べて銀行が貸し出し基準を変えたかどうかなどを聞き、銀行の貸し出し姿勢の変化を判断する材料にする。今回は8月時点の聞き取りで、5月時点との違いを調査した。