投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 25 日 12:48:12:
竹中経済財政相は25日放映のテレビ東京の番組で、「日銀の独立性について議論を深めないといけない」と発言し、日銀の独立性について一定の見直しを行い、政府の関与を強めるべきだとの考えを示した。
竹中経財相は、中央銀行の独立性について、政策目標を定める「目標の独立性」と、目標を達成するための金融調節手段を選ぶ「手段の独立性」があると指摘した上で「カナダやニュージーランドでは、目標は政府が決め、手段は中央銀行が独立的に決める。ヨーロッパでは、目標も手段も中央銀行が決める。日本はどちらかよく分からないので、この際、専門家の間で議論すれば良い」とした。
「インフレ目標」の是非については、日銀が消費者物価上昇率が0%以上になるまで金融緩和を続けると表明していることに触れ、「すでにゼロという緩やかな目標を設定しており、目標設定が良いかどうかという議論は卒業している」とし、日銀が、より積極的な量的緩和に踏み出すことを期待する考えを述べた。
(8月25日12:11)