投稿者 sanetomi 日時 2001 年 8 月 25 日 09:36:28:
足利銀、250億円増資へ
公的資金を注入された銀行として初めて無配を発表した地方銀行の足利銀行(本店・宇都宮市)が01年度末までに、地元企業を主な引き受け手とした新たな増資を予定していることが24日、関係者の話で明らかになった。同行の自己資本比率は01年度末で6.22%の見込みだったが、7%台に回復するという。増資額は約250億円に上るとみられる。
飯塚真頭取は「今年度中に増資が必要。(増資の)引受先は、県内の取引企業が中心になる」としており、同行は近く、各企業に出資を依頼することになる。
優先株への無配を発表した2日以降、同行の株価は過去最低に近い水準に下落している。このため、増資により、自己資本比率を国際基準と言われる8%にできるだけ近づけ、市場での信頼回復を図る。
ただ、同行は99年、公的資金導入に先立って地元企業や栃木県などから約428億円の増資を受けており、今回が2度目の大規模な増資依頼となる。前回の増資で発行した優先株が今年度から無配となる中、各企業がさらなる増資に応じるかどうかが注目される。(08:17)