投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 24 日 12:03:23:
【ロンドン23日=東海林一樹】
ダイヤモンド最大手デ・ビアスが23日発表した2001年1−6月期決算は、売上高が26億2000万ドル(約3100億円)と前年同期比25%急減した。主力の米国市場を中心に、景気減速の影響でダイヤ販売が振るわなかった。
税引き前利益は6億6000万ドルと同30%の減少。2000年のミレニアム特需で前期にダイヤ販売が過去最高を記録した反動がある一方、市場の流通在庫も高水準。下期についても需要低迷や価格の弱含みが避けられない見通しだ。
同社は供給過剰を解消するために、自社鉱山などに対し、ダイヤの原石供給量の割り当て制度を導入したことも明らかにした。昨年7月には、不良在庫の削減などを目的に原石の価格維持策を放棄したばかりだった。
上場会社だったデ・ビアスは今年6月、オーナー一族のオッペンハイマー家などが保有する投資会社DBインベストメントが株式をすべて買い戻す形で、同社の完全な支配下に入っている。